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人間ドックと健康診断の違いは、法的義務があるかないかです

健康診断も人間ドックも、どちらも自身の健康状態を知るために検査をおこなうという目的は同じですが、「法的義務があるかないか」といった決定的な違いがあります。


◯「人間ドック」は検査項目が多く、病気の早期発見が目的

人間ドックも健康診断の一部と言えますが、法的な義務はなく、個人の意志によって受診するものになり、大きな違いは「検査項目の多さ」になります。一般健診や特定健診の内容に加えて、胃カメラやCT、MRIなどの検査項目が増え、女性特有の病気や脳に特化した検査など医療施設によってさまざまなコースが用意されています。

「人間ドックは健康診断だけではわからない病気の早期発見が目的」と覚えておくと良いかもしれません。なお個人の意思で検査項目を選んで行うものなので、基本的に自費になりますが、最近では費用を補助する職場もあるようです。


◯「健康診断」は年齢に応じた一般的な検査

健康診断とは自身の健康状態を診断し、病気の兆候がないかを調べるものです。特に生活習慣病は自覚症状がないことが多く、自分では健康と思っている場合がほとんどですので、本当の健康状態を知るために、年に一度、健康診断を受けることを推奨しています。

企業に勤められている方は、労働安全衛生法に基づき、年に一度の定期健康診断への受診が義務付けられています。主に「一般健康診断(一般健診、定期健診)」と呼ばれているもので、検査内容は「身体計測」「血液検査」「胸部X線」「尿検査」など基本的なものが中心で、費用は無料か低額です。検査項目が少ないため1時間程度で終了します。20代~30代の方は、この「一般健康診断(一般健診、定期健診)」を毎年受診している方がほとんどではないでしょうか。

その他、生活習慣病の予防・早期発見を目的に40~74歳の人を対象に実施する「特定健康診査(特定健診、メタボ健診)」もあります。


当院でもご自身の会社で必要な健康診断を受けることができ、また19時まで診療を行なっておりますので、仕事終わりの方でもご利用できます。そのほかご希望される方に自費診療の検査もご案内しておりますので、ご希望の方はお気軽にご相談ください。



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