よく見られる不調と漢方薬


漢方医学では、「気」、「血(けつ)」、「水(すい)」という概念で身体の状態をとらえます。概念については、以前コラムでも書きました。⇒漢方治療について

この3つの概念がバランス良く巡っている=健康とされています。この3つのバランスが崩れてしまうと、身体にさまざまな症状があらわれてしまいます。


疲労・だるさがある

患者さんの問診で聞くことが多いのが、だるい、すぐに疲れる、なんとなく調子が悪いと感じるといった状態です。病院に行っても異常が見られず、原因がわからないのに疲労やだるさが続くことがあります。このコラムを読んでいる方でも当てはまる方もいらっしゃるかもしれません。

そんな時、怠けている自分を責めてつい無理をしていませんか。このようか症状は、心と身体からの警告ととらえ、心身ともにゆっくりと休養してください。


不眠

グッスリと眠れたという満足感が得られないことはありませんか? 不眠の原因は、生活リズムの乱れ、ストレス、眠りに適さない環境などがあります。寝る前のスマホやパソコンの使用はできる限り控え、リラックスして寝る準備をすることが大切です。


日常生活での対処法

「疲労・だるさ」は漢方では「気虚」にあたります。気虚は気の量が不足していて、身体がだるく気力がない状態です。気虚の主な症状には、疲労以外にも食欲不振または暴食といった消火器症状が多く見られます。漢方薬を使いながら、食事・排便・睡眠といった生活リズムの基本を整えるようにしていきましょう。

気虚とは反対に、興奮して眠れない状態を「気逆」としています。文字通り、気が逆流している状態のことです。漢方医学では、気の過不足・停滞に対応する漢方薬を使い分けて治療するため、自分の現在の状態を把握しておくことで適切な治療が受けられます。

漢方薬では、心と身体のバランスを整えることで、さまざまな症状を緩和することができます。また、漢方薬はひとつの症状だけでなく、複数の症状に効きます。例えば、疲労やだるさを改善するための「補中益気湯」は、感染症予防にも効果があります。


働き盛りの皆様に寄り添ってくれる漢方薬を見つけてみませんか。


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