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インフルエンザとコロナウィルスの同時流行について

更新日:2022年12月12日

寒さも本格的になり、冬の感染症対策である手洗い、マスク、ソーシャルディスタンスなどの取り組みは続けていきましょう。特に、今季はインフルエンザと新型コロナウィルスの同時流行が懸念されています。今までは、新型コロナウィルスの流行によるウィルス干渉のため、インフルエンザウイルスの流行は抑えられていました。ウィルス干渉とは、あるウィルスが流行すると他のウィルスが流行しない、というものです。ウィルス同士で競い合い、勝ち負けが出ているような状況で、ウィルスAに感染すると、それに対する免疫応答が起こり、ウィルスBや他のウィルスに感染しづらくなります。これは個人レベル・集団レベルどちらでも起こります。

そのため、昨年までは新型コロナウィルスとインフルエンザウィルスが干渉して、インフルエンザがほとんど流行しませんでした。ただ、インフルエンザウィルスが流行しない代わりに、新型コロナウイルス感染の方はかなり増えました。ただ、現在は新型コロナウィルスの感染者の減少、インフルエンザウィルスへの免疫がある人の減少、インフルエンザの早期流行といった要因で、インフルエンザとコロナウィルスの同時流行が起こる、と予想されています。


インフルエンザと新型コロナウィルスの違いは?

インフルエンザと新型コロナウィルスの違いは、下記の3つが主に該当します。


① インフルエンザの潜伏期間は若干短め

インフルエンザの潜伏期間は平均2日(1〜3日)とされ、新型コロナウィルスは平均2.4日(2~4日)とされているので、インフルエンザは若干新型コロナウィルスよりも短めに考えられています。

ただし、新型コロナウィルスの感染力の強さが強くなってきてから、潜伏期間は短くなる傾向にあり、潜伏期間の違いからはなかなか判別することはできません。


② インフルエンザは「典型例」が多い

インフルエンザは、「高い温度での発熱」「咳」「鼻づまりや筋肉痛」などの症状が起こり、1週間くらいかけて徐々に回復していく疾患です。

一方、新型コロナウィルスは非常に多彩であり、ほとんど症状がない方もいる一方、喉の痛みが強くてご飯も食べられない方、呼吸が苦しくて息も難しい方など訴える症状が非常に多いのが特徴です。つまり、検査すべき対象とする方が広くなりやすいといえます。ただし、新型コロナウィルスもインフルエンザのような「急な高熱と筋肉痛や咳」で発症される方もいます。


③ 新型コロナウィルスは後遺症や罹患後症状であとまで続きやすい

インフルエンザにもインフルエンザ脳症などの合併症がありますが、後遺症の発現率は新型コロナウィルスウィルスの方がやはり多い印象にあります。オミクロン株による後遺症発現率は約20人に1人は後遺症で悩まれています。


ただ、あまり悲観的にならず、冬の感染症シーズンをお過ごし下さい。当院ではインフルエンザ予防接種のご予約をまだ受付しておりますので、ご希望の方はご予約のうえご来院ください。


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