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ワクチンには大きく分けて3種類あります

更新日:2022年8月28日

クチンには大きく分けて「生ワクチン」、「不活化ワクチン・トキソイド」、「mRNAワクチン」の3種類があります。


◯生ワクチン

生きている病原体(ウイルスや細菌)の毒性・病気になる性質を弱めてつくったワクチンです。

ウイルスや細菌が体内で増殖するので、接種後しばらくしてから発熱や発疹など、その病気の症状が軽く出てくることがあります。自然感染と同様な経過で免疫ができるので、自然感染に近い比較的強い免疫をつけることができます。


【主なワクチン】

●麻しん風しん混合(MR)

●麻しん(はしか)

●風しん

●水痘

●おたふくかぜ

●BCG

 ●ロタウイルス(1価・5価)など


◯不活化ワクチン

病原体やその成分の感染力・毒性をなくしてつくったワクチンです。

ホルマリンや紫外線などで病原体の感染力やその成分の毒性をなくしています。生ワクチンのように体内で増殖することがないので、1回接種しただけでは必要な免疫を獲得・維持できないため、数回の接種が定期的に必要です。


【主なワクチン】

●DPT-IPV(四種混合)

●日本脳炎

●インフルエンザ

●インフルエンザ菌b型(Hib)

●B型肝炎

●A型肝炎 

●肺炎球菌(13価結合型)

●ヒトパピローマウイルス(HPV)(2価・4価)

 ●髄膜炎菌(4価結合型)など


◯トキソイド

毒素の毒性をなくし、免疫をつける力だけ

を残したワクチンです。

菌のもつ毒素(トキシン)を取り出し、毒性をなくして免疫をつける力だけを残した不活化ワクチンの一種です。


【主なワクチン】

●ジフテリア

●破傷風

●DT(二種混合) など


◯メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチン

メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンは、ウイルスを構成するタンパク質の遺伝情報を接種する新しい種類のワクチンです。接種された遺伝情報をもとに、体内でウイルスのタンパク質が作られ、そのタンパク質に対する抗体が作られ、免疫を獲得します。予防のためには、決められた回数の接種や追加接種が必要です。


【主なワクチン】

・新型コロナウイルス感染症


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